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ママとまーくん&まめ

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archive: 2011年06月27日  1/1

夜の聲(声)藤田文江

     若葉の頃男 『僕に惚れちゃ駄目だぜ』女 『わかってるわ、貴方こそ私に惚れない様気をおつけなさいな』二人は朗らかにわらいあった。そこでGの字の様なむずかしい顔をした空の下で男は堅パンの上にローソクをともした。女 『それ呪い?』男 『うん呪い、惚れ合わぬという呪いさ』二人は泪を流して火をみてよろこんだ。女は夫を男は家にある妻を憶いだしたが妙にそれ等は風船の様に軽く何処かに飛んでゆきそうであっ...