自分らしく生きてますか?

P7030084.jpg 2009年11月17日 乳癌左全摘手術 ・・・

21日間の入院、51歳の誕生日はこれから始まる癌との闘いー。

手術が先ずスタートで癌治療のはじまりー。 抗がん剤治療(16クール)3週間に1回を(EC)4回 

その後1週間に1回(PC) 12回 それから、ホルモン療法抗がん剤服用7年 毎月の再発検査(1年間)   

術後の痛みで、左腕から肩は30度しか上がらないー。リンパ浮腫を予防する為にリハビリ開始 

抗がん剤による副作用は、(個人差もあるが)一日一日肉体と精神を辛くしていく・・・だから闘病なんだと実感

病院から渡された説明書に書かれた、抗がん剤の副作用は疲弊している身に全て襲って来たー。

 先ず、吐き気、味覚障害、口内炎、倦怠感、疲労感、全身のこわばり、悪寒、高熱、食欲減退、不眠、頭皮脱毛

全身脱毛、浮腫み、爪と肌の変色(焦げ茶色黒)等・・・今思い出しただけでもあれは真実なのかと思う程

嫌、悪夢だと・・・・・・一つ乗り越え、また、一つ乗り越え、未だにその繰り返し

 16回の抗がん剤の点滴、(体が持ち堪えられず、4回で自分の意思で止めた。挫折では無い 痛みに耐える強

さは持っているが、なぜか?辛いのも事実だが・・・西洋医学による癌治療だけを信じて治すことよりも…

このままだと、わたしは身体も精神も病んで立ち直れないように感じたのであるー。それは、ある名誉教授の助言

がきっかけにもなったのだがー、「抗がん剤なんか毒だよ、死ぬよ・・・」ショックと同時にその言葉の意味に

暫くは、深く考えさせられたのだが…元々、第二次世界大戦の頃ドイツによる、細菌兵器を開発中にこの癌細胞を

殺すことを発見し、抗がん剤が出来た訳でー、その後の癌研究により医学と共に薬もだいぶ進歩しているが、

まだまだ、癌を治す(早期発見であれば、治る確実も高い)までには、及んでいないのが実態である。

悩んだあげく自分の直感力と生命力に懸けてみようと、一度の人生、致死率100%なのだからー。 )

再発した時に後悔するかも知れないが、必ず死を迎える人生を癌に捕らわれて生きたくないとー。

 癌を告知される前日までは、さーこれから好きな事して、人生楽しく50代は見た目は別として心のゆとりも

あり悪くないなと…それが、まさかこんな試練が待っていたなんて この世に神などいないと嘆き嗚咽 

止めどもなく体を震わせ泣いていたー。

 友人の一人が、500年生きたいーとわたしに話した。えっ!あり得ないことだが、

それほどやりたい事も行きたい所もたくさんあって足りないと、ある国の秘境に1年に一日だけ美しい花を咲かせ

る所があって、なかなか観ることが出来ない花を観たい・・・あなたは、やりたい事は行きたい所はないの?・・

一生懸命に話してくれる友人に、わたしは心と裏腹に笑顔で、「・・・何もない、でもカッコイイ癌患者になる!

 」と答えたが・・・。その時はそう言うことで客観的に自分を観ていた。いや、願望でもあった。

精一杯の返事だったー。欲望より、優しさを求めていた。不安と恐怖で倒れそうな自分になにが出来るのか?

死ぬかも知れないと頭をよぎっている心の葛藤を、その友人は見抜いていたのか? 

癌を宣告された人に励ましの言葉は難しいと思う。「生きて」と、励ましていたのかも知れないー。

ありがとう! 忘れることのないあの時間 その翌日から入院したー。

 その後の抗がん剤の服用7年 目の前が真っ暗、それで治ると言われた訳では無い。

どう受け止めようか? 自分はこれからどう生きて行こうか? 

どれだけの時間が残されているのか? 何をすれば辛いことから回避できるだろう?

人間の欲望は二つある。きつい事から逃れ回避したい欲求と、自己の成長を高めたい欲求とー。

それは、個人の満足度だと考えるのだが・・・。

 わたしは、常に二つの欲求が働いている。

偉くなりたいとは思わないが、優しい人間で終わりたい。

そして、元気な内にいろんな所を観てみたい。

好きなことをしてみたい・・・今までも充分していると言われるかも知れないが、未だ本当は好きなことは

なんだろう? わからないがー。

 昨日は、癌の検査 1年経って、(検診2~3ヶ月に1回)採血、骨シンチ、CT、マンモグラフィー、  診察

と、半日がかりの検査 『今のところ大丈夫です』と笑顔でDrに言われる。薬の服用で(関節炎、手指のこわばり

倦怠感・・・)ありますが、・・『多少は残りますが、頑張ってください。薬だけは、必ず飲んでくださいね。』

診察室に入る時と出る時の心境は、極と極 慣れてはきたが…。

 待合室で待っている患者は誰一人として話をしないー。暗い顔が多い中を一分でも早く出たい。

自分を癌だと思ってしまうからー?可笑しい事だが、癌を否定している気持ちが強い表れだと思う。

 今は、忙しくても穏やかに過ごしたいー。時間に追われる日々はもう送りたくない。

再発や、転移の不安は離れる事はないが、それを恐れていては前には進めない。

 涙を流す回数も少なくなって来た・・・。

 自分と向き合い、自分らしく? 

今、髪の毛も10センチは伸び若い時には勇気も無く出来なかったブロンズの髪の色に染め、お洒落も楽しみ、

痛みも堪えながらも友人達と食事にも行き、取り留めの無い会話で笑い良い時間を過ごしている。

癌になったことで、計り知れないくらいの勇気をもらった。人生観も変わった。わたしが変わる為の試練を貰った

 自分探しの旅は、また始まっている・・・愛おしい人生を自分らしく生きる。

Comment

  • マークンのママより
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Re: タイトルなし

鬼平さん、支えてくれる人達の優しさ、思いやり、沢山の言葉のお陰で 今が過ごせると感謝の気持ちです。

これから、少しでも人様の役にたてたら良いなと考えています。

ママは、強い人間なんかじゃないー。強いて言うなら・・・美学でしょうかー。人間の顔は歳をとればとる程
内面が表れますから怖いです~だから笑顔を見せることでその人が喜んでくれたら、と思うんです。
きれいでありたいとー。きっと鬼平さんも心根のきれいなお方だと感じます。嬉しいコメントに励まされました
涙もろいので泣かされました。(嬉し涙ですから)有り難うございます。

  • 鬼平
  • URL

こんにちは。マークンのママさん。

コメントしていいものか、考えてしまいました。私の言葉など何の力もないことは解っています。
苦しみ痛み恐怖と真正面から向き合い、現実を受け入れ人生と真正面から向き合って、そののちに、あなたは一歩踏み出された。その姿に、その言葉に、私は励まされています。
私も自分らしく生きよう。あなたが教えてくれました。

  • やぶつばき
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Re: タイトルなし

> あなたの心にせまりたくて、何回も何回も読み返しました。自分らしく生きていますか?ママの選択間違っていないと思います。生命力ありそう,一人じゃないよ、一緒にはねのけましょう。あるがままを受け入れ、これからの人生楽しんでいきましょう。ある時永平寺の桜井老師に好きな言葉を書いて下さいと頼みました。老師は(光明)と書いて下さいました。いい事も悪い事もすべて光明、すべてを受け入れればおのずと道は開けると。私の心の中に今では居座っています。この言葉 

  • マークンのママより
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Re: タイトルなし

ブログに載せる事で自己逃避しているママは、強くもなく恥ずかしいです。やぶつばきさんは、光明な方だと感じました。コメントを読み涙しか出て来ませんー。まだまだ、子供ですね・・・修行が足りませんね、
今、弱気になっているようで、・・・有り難うございました。そうそう、生命力と忍耐力も必要かな!
        

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