ささやかな贅沢

                           
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 あえて、何の予定も入れない一日が久々に訪れる時
わたしだけの24時間・・・。
カーテンから差し込む朝の光が心地よく、いつもの珈琲、今朝は何故か甘い。

まだ完全に目覚めていない体の細胞を、温かいお湯の中にゆっくりと沈め、
このささやかな贅沢な時間に、出来る限りの可能性を想像してみる。

もう夏では無い、少し秋モードの洋服に洒落た宝石を身につけた緊張感で、
車を飛ばして、好きな音楽を聴きながら、秋の海を見に行く事もできる。

郊外のレストランで読みかけの本を片手に、クラブサンドイッチを食べる。
もちろん、デザートとアールグレイの紅茶も付けて、爽やかな香りを楽しむ。

帰りに、美術館に寄り近代絵画を見ても良い。

でなければ、気になってるベストセラーの本を一気に読上げてしまおうか。
それとも、スターチャンネルの映画三昧で、ごろごろ寝転んで鑑賞しながら、
好物のポテトチップを食べる。

それとも、花屋に行きピンクの薔薇を買って飾ろうか。

と、バスタブの薔薇の香りの中で、
わたしは、次々と考えて行く。
どれも、心惹かれるが、ひとつにしぼれそうにもない。
 なぜなら、ガラス戸の向こうで待ってる人がいるからー。

あれこれと可能性を考えても、
わたしがしたいこと・・・???
全ては、ガラス戸の向こうで待ってる人に逢いたい。
それが、わたしのしたいこと。

お風呂を出て、髪を乾かし、それから待ってる人に逢いに行く。
その日も、わたしの想像はバスタイムの時間だけの、
ささやかな贅沢だった。

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Theme: こんなお話
Genre: ブログ

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